STEM OPT申請に必須のI-983研修計画書:記入担当セクション・DSO提出・年次評価
STEM OPT申請に必要なI-983研修計画書の記入手順を解説。学生・雇用主・DSOがそれぞれ担当するセクション、DSO提出後にI-765を申請する流れ、12か月・24か月時点の年次評価、転職時に必要なI-983の再提出手順についても説明します。
I-983とは何か
フォームI-983(STEM OPT学生向け研修計画書)は、あなたの就業内容が専攻分野と関連していることを証明する書類です。学生と雇用主が共同で記入し、STEM OPT申請前にDSOの審査を受ける必要があります。
このフォームには2つの目的があります。1つは雇用主がSTEM分野での体系的な研修を提供することを約束すること、もう1つは学生の給与が同じ役割・同じ地域で働く米国人労働者と同等であることを証明することです。
I-983はDSOに提出するものであり、USCISには提出しません。DSOが研修計画書を審査・承認した後、更新されたI-20が発行されます。I-765をUSCISに提出する際にこのI-20を添付します。
各セクションの記入担当者
I-983には5つのセクションがあり、それぞれ記入担当者が異なります。
- セクション1(学生):氏名・専攻分野・CIPコード・雇用主の名前と住所。
- セクション2(雇用主):会社情報、E-Verify会社IDを含む(DSOが確認します)。
- セクション3(雇用主):担当業務とSTEM専攻の関連性。職名の記載だけでは不十分で、具体的な説明が必要です。
- セクション4(雇用主):具体的な研修目標・指導体制・進捗評価の方法。
- セクション5(雇用主):学生の給与が同等の役職・同地域の米国人と同水準であることの宣誓。
セクション3の記述が曖昧な場合、DSOがSTEM OPT申請の推薦を断る主な理由になります。雇用主は職務内容と学生のSTEM専攻との具体的な関連を記述しなければなりません。
I-983の提出手順
記入が完了したI-983をDSOに提出します。その後の流れは以下のとおりです。
- DSOが研修計画書を審査し、職務の適格性と雇用主のE-Verify登録を確認します。
- 承認された場合、DSOはSEVISでSTEM延長を推薦し、更新されたI-20を発行します。
- I-983と更新済みI-20を添付して、フォームI-765をUSCISに提出します。
- USCISが承認したら、EADカードが郵送されてきます。
STEM OPT申請は、現在のOPT EADが有効期限内にUSCISへ提出する必要があります。期限を過ぎると延長申請の権利を失います。
年次評価
I-983は一度提出すれば終わりではありません。STEM OPT期間中に2回の評価が必要です。
- 12か月時点の評価:STEM延長の中間点で学生と雇用主がI-983の評価セクションに記入し、DSOに提出します。
- 最終評価:24か月のSTEM OPT期間終了時に同じ手続きを行います。
これらの評価は、当初のI-983に記載された研修が実施されていることを確認するためのものです。期限までに評価が届かない場合、DSOが雇用主に連絡することがあります。
雇用主が変わる場合
STEM OPT期間中に現在の雇用主を退職し、新しい雇用主のもとで働く場合は、新しい雇用主と新しいI-983を記入し、DSOに提出する必要があります。
DSOが新しいI-983を審査してI-20を更新するまでは、新しい雇用主のもとで働くことはできません。DSO更新前に就業を開始するとF-1ステータスの違反となります。
DSOはSEVISの雇用情報も更新する必要があります。雇用主の変更が決まったら、できるだけ早く(理想的には現在の雇用主の最終出勤日前に)DSOに連絡してください。
よくある質問
I-983をオンラインで提出できますか?
雇用主がセクション2の記入を拒否した場合はどうなりますか?
職務内容の重大な変更とは何ですか?
参考文献
- USCIS Form I-983: フォームI-983の説明書
- 8 CFR 214.2(f)(10)(ii)(C)(7): STEM OPT研修計画書の要件
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